コロナでほとんど自宅作業オンリーとなってしまい、ノートパソコンを携帯して仕事をすることが激減しました。ノートパソコンをすすめておきながら、コストパフォーマンスがよく連続的な使用にも耐えられるデスクトップパソコンが自宅に欲しくなってきました。。
きょうは何度も言いたい重要なこと。
グーグルのクロームでインターネットをみてください
なぜなら、インターネットを見るブラウザというソフトで、もっともシェアが大きく、かつインターネットを経由して提供されるサービスのほとんどが、グーグルのクロームでの使用を標準に作られているからです。
1.クロームのシェア
60パーセント
面白いデータがあります。青がウィンドウズのインターネットエクスプローラー。緑がグーグルのクロームです。
Source: StatCounter Global Stats – Browser Market Share
2010年7月から2020年7月の10年分を表示しました。10年できれいに逆転しているのがわかりますね。
クロームはウィンドウズパソコンに最初からインストールされていないので、みなさんわざわざダウンロード、インストールして使っているということです。
60パーセントのシェアをひっくり返しての、現在シェア60パーセントですから、それだけ便利だということがわかります。このようなIT業界ではあたり前の常識を知ってないと、ITの話が通じない、ということになります。
ちなみに、データは日本のシェアです。世界のシェアになるとクロームは70パーセントになります。グーグル恐るべし。
2.標準のブラウザを確認
それぞれの標準でインストールされているブラウザを確認してみます。
パソコン
ウィンドウズ10 | エッジ |
---|---|
ウィンドウズ7 | エッジ OR インターネットエクスプローラー |
アップル | サファリ |
スマートフォン
アンドロイド | クローム |
---|---|
アイフォン | サファリ |
意識しなければ「e」のマークのエッジでしょうね。
ややこしいですが、アンドロイドのスマホはグーグルが開発していますので、クロームがインストールされています。
アイフォンなどのアップル製品はサファリが標準のブラウザなので気をつけましょう。
ちなみに、スマートフォンを含めた、ブラウザのシェアを確認すると、日本の場合、アイフォンの所有率が高いので、上記のサファリのシェアが大きくなって、クロームが10パーセント程落ちます。
じつは日本のアイフォン率は世界的に見ても異常です。
グーグルクロームを使わないデメリット2つ
かんたんですが、2つあります。
1.グーグル検索が標準ではない
「ちょっとググってください」
これは「グーグルで検索してください」という意味ですが、標準のブラウザですと、グーグルで検索しません。いったんグーグルを検索してから、グーグルのホームページで検索してもできますが、毎回は面倒です。
エッジで検索すると、bingというマイクロソフトの検索画面で検索されます。なにが問題かというと、正しい情報にたどり着けない可能性があります。
インターネットで検索する能力はグーグルの一強です。それなのに気づかないうちにグーグルではない検索を使っている。グーグルで検索し、有益な情報を得ることがあたり前なのに、あなたの検索した結果は他人と異なっているかもしれません。それによって損している可能性があります。
クロームをインストールし、標準のブラウザとしましょう。
2.クロームで動くことを前提としている
ほとんどのウェブサービス、別名クラウドサービスと呼ばれるものは、クロームで正しく動くことを保証しています。逆にエッジで利用して問題が起きてもサポート対象外の会社もあるほどです。
つまり、インターネットを経由してサービスを提供する会社も、クロームを利用することを基本にして下さい、と言っています。
使い勝手だけでなく、それだけ信頼性も高いということです。
この流れは今後より加速していきます。
注意事項
日本の体質が、ほんとうによく表れていると感じる部分ですが、旧態依然の組織ではクロームに対応していないことが多いです。しかもとても重要なサービスですので注意事項として2つ挙げます。
1.法人向けのインターネットバンキング
たとえば、UFJ銀行のBizSTATIONはクローム非対応ですね。安全性にもかかわるので気をつけましょう。
個人向けは大丈夫ですが、法人向けは対応してない銀行が多いです。
法人口座で、インターネットバンキングを利用されている場合は注意です。
2.国税庁などの官公庁系の申請サイト
有名なのは、e-Taxのウェブ版です。いまだにインターネットエクスプローラーです。税理士の方や確定申告されている方は注意です。
利用環境のチェックで使えません、と出ますので気づきやすいですが、とても残念な気持ちになります。
まとめ
いまは検索するだけにインターネットを使っている方が多いかもしれませんが、これからはブラウザを経由して、様々なサービスを使いながら業務の効率化をはかります。ITは前提が異なると余計な手間と時間がかかります。最低限の準備と知識は持っていて欲しいです。
お読み頂きありがとうございました/ITを正しく活用するために
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