職人気質なので儲からない…
今回はひとことで言うと、わたしの愚痴なのですが、システム開発は小規模な会社、いや私には向いていない、というお話です
たとえ話で説明します
レゴブロックって知ってますか?
デンマークのおもちゃです。レゴランドなんてあったりもします
レゴブロックって、あたり前ですが、設計書どおりに部品を使って組み立てれば、お城だったりロケットだったり、スーパーマーケットだったり、いろいろ作れますよね
少し飽きて、たとえ1年後にまた作ろうと思ったら、ブロックを無くしていなければ、まったくおなじように作れます
あたり前です
ITはどうか?
なにかITシステムを開発するとなったら、まずはお客さんのはなしを聞きながら、設計書を作ります
そして作るために部品を決めます
実際にその部品で作ります
最後にテストしてちゃんと動くことを確認したら、お客さんに渡すという流れです
もう少し詳細を説明します
まずはお客さんと話しながら完成品の設計書を作ります
この段階ではブロックが何個必要か、どういうかたちなのかはほとんどわかりません。おまけに時間も予算もないので設計書は簡易的、もしくはない場合もあります
次はどういうブロックを使うかを決めます
これもややこしいのですが、じつはレゴブロックでは実現できない、というようなこともありえます。とりあえず今回はレゴブロックでつくると決めましょう
次は組み合わせが悪くてぐらつかないか、高さは問題ないか、いろいろ試作品も作ったりします
試作品もたくさんできたので、本格的に作っていきます
お気づきでしょうが、設計書はどこかにいってます。なにせ時間がありません。作らないと間に合いません
とりあえず宇宙船っぽいものが完成したので、お客さんに見せます
お客さんは「宇宙船じゃない、ロケットが欲しかったんだ!」と言います。さいしょの設計書が中途半端なので、宇宙船ともロケットともとれる書き方です
直すしかありません。全部やりなおしというわけではありませんが、かなりたいへんです
何回かブロックを組みなおして、ロケットにしていきます。やっと完成して納品すれば、お金を頂けます
横展開は?
これと同じロケットを作って他にも売ればいいじゃん!となりますが、1年も経つと、使っていたブロックがなくなってたり、壊れていたりします
だからまったく同じに見えるものでも、また新しいブロックを探してきて、ほんとに組み立てられるのか、また試作品がたくさんできます
わたしが今回陥ったのはコレ
ほとんど同じ内容だったので、軽い気持ちで請けましたが、ぜんぜんダメでした
まとめ
システムが大きくなればなるほど、膨大な作業量になります
大企業がやるにはいいですが、10人も満たない会社がやるにはちょっとたいへん過ぎます
開発はやらないと決める
お読み頂きありがとうございました/決意表明
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