オフィスソフト以外使わないのでわからない
エンジニアはじぶんの好きなツールしか使いません
マイクロソフトの製品はウィンドウズというOS(いまソフトウェアの開発現場ではアップル製品がおおい)やワードやエクセル、パワーポイントしか使わない
だから、正直言うとわからない
ですが、お客さまが使っていて困っている以上、見過ごせません
安易に、「仕方ないですよ」のひとことで済ませたくないので調べました
検索方法は3つあります
あまり意識していないでしょうが、検索する方法として、おおきく3つあります
こんなことは説明などする必要はないのですが、今回は重要なのでていねいに説明します
1.前方一致検索(ぜんぽういっちけんさく)
1つめは前方一致検索です
聞きなれないですよね。実際に例を挙げて説明します
すぐ思いつくのは、自治体が管理している図書館の蔵書検索です
たとえば、ある本の著者を検索するとします
著者の名前は「えんどうたかし」とします
「えんどうたかし」ときっちり入力できれば、検索結果に著者が書いた本の一覧が出るでしょう。いちばんベターですね
ですが、苗字だけを覚えている場合は、「えんどう」と入力するかもしれません
その場合に出てくる検索結果は、「えんどう○○」が書いた本の一覧がでます
このまえの部分で引っかけることができるのが、前方一致検索です
「えんどうたかし」のデータが検索できるパターンは、
〇「えんどうた」
〇「えん」
〇「え」
✕「どうたかし」
✕「たかし」
✕「んどう」
2.後方一致検索(こうほういっちけんさく)
2つめは後方一致検索です
著者の名前はおなじ「えんどうたかし」です
苗字ではなく、なまえを覚えている場合は、「たかし」と入力するかもしれません。
その場合に出てくる本の一覧は、「○○たかし」が書いた本の一覧がでます。
このうしろの部分で引っかけることができるのが、後方一致検索です。
「えんどうたかし」のデータが検索できるパターンは、
〇「どうたかし」
〇「かし」
〇「し」
✕「えんどう」
✕「たか」
✕「んどう」
3.部分一致検索(ぶぶんいっちけんさく)
3つめは部分一致検索です
元も子もないはなしですが、ふつうはこれがあれば、前述の前方一致検索と、後方一致検索はいりません
なぜなら、どちらも満たすからです
著者の名前はおなじ「えんどうたかし」です
ですが、なまえ、しかもほとんど覚えていない場合は、「たか」と入力するかもしれません。
その場合に出てくる本の一覧は、「……○○たか○○…」が書いた本の一覧がでます
つまり検索文字列のいち部分で引っかけることができるのが、部分一致検索です
「えんどうたかし」のデータが検索できるパターンは、
〇「たか」
〇「どう」
〇「んどうた」
に加えて前方一致検索、後方一致検索と同じ結果が得られます
〇「えんどうた」
〇「えん」
〇「え」
〇「どうたかし」
〇「かし」
〇「し」
アウトルックのアドレス帳検索は前方一致検索
やっと前振りが終わりました。
ふつうは部分一致で十分です。
なぜ、わざわざ知らなくていい前方一致検索と、後方一致検索を説明したかというと、天下のマイクロソフトのアウトルックのアドレス帳の検索は前方一致検索だからです。
しかも表示順は、漢字では想像どおりに並びません。あらたな課題…
ユーザーが不便を感じるツールはほんとうにやめてほしい
タイトルのように検索できないのではなく、検索の仕方が悪いのです!
まとめ
いかがでしょうか。
肌感覚ですが、ほとんどの方がアウトルックを使っています
アウトルックとは、これからも長い付き合いになりそうです。このようなわかりにくい仕様は、定期的に発信していきます
アウトルックのアドレス帳検索は前方一致検索
自分に向けて
顧客のために、顧客がつかっているツールを研究
お読み頂きありがとうございました/大したことないつまづきを徹底的にしらべます
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