社長向け

日経新聞から気になるITニュースをピックアップ「政府クラウド、アマゾンに」

アマゾンといっても皆さんがよく知ってる小売事業ではなく、 Amazon Web Services(アマゾンウェブサービス)のことです。

AWSとは?

略して、AWS(エーダブルエス)といいます。

350億ドル(ざっくり4兆円!)を売り上げる法人向けクラウドサービスの世界ナンバー1です。

シェアは33%なので、まさに強者ですね。次いでマイクロソフト、グーグルが後を追います。

どのようなクラウドサービスかと言うと、サーバーといわれる高価なパソコンを、クラウド上に設置して、自社用として利用できるサービスです。個人でも利用できるサービスで、数百万するサーバーが、何個でも、かつ月3ドルという超格安で利用できることに当時は衝撃を受けました。

現在では上記以外になんと165以上のサービスがあり、その一つ一つのサービスが、創造的破壊者(Disruptor)になり得る(すでになっている)可能性を秘めた恐ろしいサービスです。

他の採用企業は?

数え切れないほどあります。WEB系のスタートアップは必ず使っています。

最近話題になったのは、セキュリティに厳しい金融機関

SBIネット銀行がAWSを採用したのをきっかけに、セキュリティに対する懸念(そもそもクラウドだろうが、クラウドじゃなかろうが、ちゃんとやれば大丈夫だし、ちゃんとやらなければリスクがある)が払拭されつつあり、社内に自社サーバーを抱えている大企業でもどんどん使われ始めています。

要旨!

ニュースだけ見ると採用の経緯は不明だったんですが、2018年に政府が『クラウド・バイ・デフォルト原則』なるものを発表してたんですね。非常に参考にはなるんですが、エンジニア向けなので、難しいと思います。アマゾンにしますとは明言してませんが、要するに、治安・外交・安全保障を除いた範囲において、既存システムともしっかり比較・検討し、サービスレベルが担保できれば、クラウドを使うぞと、いうことです。

これまで政府では、情報セキュリティや移行リスクへの漠然とした不安、不十分な事実認識等から、クラウドサービスの利用に前向きでなかった側面が否定できない。

政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針

『はじめに』に記載のあったこの1文、あたなにも当てはまりませんか?

私は当てはまりました。ITエンジニアのくせに。この政府の自己反省、素晴らしいと思いました。

20~30人の従業員がいる会社であれば、社内にサーバーを物理的に置いている場合もあるでしょう。担当者やベンダーに『ウチのサーバーはAWSに変更できないの?』って聞いてみるといいです。恐らく、自社のクラウドサービスへの買い替えをすすめられるか、セキュリティ上無理ですか、ソフトが対応してません、と言われます。できますよと言われたら、本格的に検討する価値のあるお話になります。

既存のシステム資産が大きいため、AWSに置き換えるだけで大幅なコスト削減になる大企業。小さな会社にAWSでどういう価値が提供できるのか。私の重要な課題です。


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