ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、わたしの尊敬する経営者のひとりです。
デジタル活用構想から3年 需要予測不調、セール頻発
日本経済新聞 2020年2月19日
記事の見出しどおり、残念ながらいいニュースではなく悪いニュースでした。
”情報”の精度が上がっていないためだ。
日本経済新聞 2020年2月19日
小売業はエンジニア泣かせ
コンビニのプロジェクトに携わったことがあるのですが、小売りは商品点数が莫大で店舗も全国、あたり前ですが毎日営業しているので、データの発生が日々起こります。しかもユニクロは世界展開してますから、国内のアパレルとは異なり24時間システムは稼働していることでしょう。コンビニと同じですね。
なにが大変かというと、毎日システムには膨大な売上データが届きます。それを維持するだけでも大変ですし、日次で会計処理まで行うなので毎日が時間との勝負。
さらにそれらと並行しながら、経営層向けのデータ抽出や、新サービスによる機能拡張、記事にあった蓄積データの分析による販売予測、新店舗展開に伴うデータ整備など多種多様なプロジェクトが同時並行で進んでいる状況で、非常に高度な運用設計や開発技術が必要です。
要旨!
優秀なエンジニアがたくさんいるはずですから、なんとか頑張ってほしいところです。「まだ3合目」と柳井氏が言っているので、経営者がITの進捗度合いを理解していればまだまだ大丈夫です。情報が膨大過ぎて傾向がつかめないのかもしれません。
ずっと気になってるのが、ファーストリテイリングのホームページが今風ではないところ。
https://www.fastretailing.com/jp/
お読み頂きありがとうございました/膨大なデータは分析が大変
小さな会社のIT戦略
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