定義が曖昧なもの、理解できないものは、間違っていたとしても自分で定義することが大切です。
私が定義するクラウドとは、インターネットを介して利用するサービスです。
クラウドの定義がどんどん広がって、、、いや今までと変わらないのに「クラウドサービス」と言えば売りやすいからでしょうか、クラウドが付くサービスがやたらと増えた気がします。
クラウドではないものを挙げられますか?
もしクラウドがわからなければ、クラウドではないものを挙げてみましょう。
windowsの場合は、メモ帳や電卓が最初からインストールされてますよね?
これらはインターネットに繋がってなくても利用できるので、クラウドサービスとは言えません。
それではMicrosoft Outlook(マイクロソフトアウトルック)はどうでしょう。
メーラーといわれるメールソフトです。インターネットを介してメールを受信していますね。
うーん悩ましい。
「インターネットを介して利用するサービス」と定義してしまったので、クラウドと言えなくもなさそうです。
私の理解では、Microsoft Outlookはクラウドではないです。インターネットに繋がっていなくても起動はできますから。但し、メールはどこかのドメイン管理会社に登録してあり、インターネット上に存在するのでクラウドと言えます。ちょっとややこしい。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)のひとつ、facebook(フェイスブック)はどうでしょうか?
クラウドサービスですね。
何となくわかってきましたか?
実はほとんどのインターネット上のサービスはクラウドになってしまうんです。クラウドという言葉がいまほど流行る前からクラウドは存在しています。要するに既存のサービスを言い換えただけです。
「我が社はインターネットサービスを使って業績アップしました!」
よりも
「我が社はクラウドサービスを使って業績アップしました! 」
が今風なだけです。
ITは横文字大好き業界なので十分にご注意ください。基本的な技術も同じです。
ですので「クラウド」は特に重要ではないけれど、インターネットを介して利用するサービスは、昔も今もIT戦略上非常に重要です。
お読み頂きありがとうございました/クラウドって言った方がかっこいい?
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