ブラウザはグーグルクローム(以降クローム)を使ってくださいと言いましたが、注意事項があります。
それはクロームで利用できないクラウドサービスが存在するということ。
1.クロームのシェア
その昔、クロームがなかったころは、マイクロソフトのインターネットエクスプローラー(以降IE)が企業のブラウザとしては標準でした。現在はIEの開発は終了しており、マイクロソフトのエッジが後継ブラウザとして存在しています。むしろIEは使わないでとマイクロソフトが言っているくらいです。
実はクロームのシェアは現在6割以上。後発にもかかわらず見事にひっくり返しました。これに困ったのがIE向けにシステムを構築してきたIT企業の方々(私もその一人でした)。ブラウザというくくりでは同じですが成り立ちも仕組みも異なるのでなかなか対応できない。そんなジレンマが10年くらい続き、やっとクローム対応も標準化されてきたかなと感じています。
2.具体的なホームページを挙げます
本当に悲しくて残念なんですが、国税庁のe-tax(web版)はクローム非推奨です。
他には銀行系の法人向けシステムは旧態依然としたシステムが多いですね。私も地銀向けに仕事をしていたので理解できるのですが、金融業はミスしてはいけないんです。絶対に。ミスしたら金融庁からお家取りつぶしになるくらい厳しい世界です。
私が法人で使っている三菱UFJ銀行のBizSTATION(法人向けのインターネットバンキング)も最近になってクローム対応したようです。1年前くらいはIEが推奨環境でした。 頑張りました。
要旨!
クロームにしてと言いつつ御社の状況によっては使い分けが必要です。私も納税や所得税徴収高計算書の場合はIEを利用しています。
クラウドサービスに関わらず、システムが正常に動く性能要件は必ずあります。何か不都合が生じた際にサポートを受けるにしても前提条件が異なると、確認だけでお互いに非常に時間と手間がかかります。
利用する前に、簡単でいいので確認しましょう。
お読み頂きありがとうございました/クロームの出始めは全く使い物になりませんでした
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